採卵について
採卵とは
採卵とは、卵巣内で育った卵胞から卵子を採取する処置です。
体外受精・顕微授精では、まず排卵誘発剤を使用して複数の卵胞を育て、十分に発育したところで採卵を行います。
採取した卵子は培養室へ移し、精子と受精させます。
採卵までの流れ
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月経2~5日目ごろに受診
月経開始後に受診していただき、超音波検査や必要な血液検査を行います。
卵巣の状態を確認したうえで、採卵周期を開始します。 -
卵巣刺激
内服薬や注射を使用して、複数の卵胞を育てます。
使用する薬剤や方法は、年齢、AMH、これまでの治療歴、卵巣の反応などによって異なります。 -
卵胞の発育を確認
数日ごとに超音波検査や血液検査を行い、卵胞の大きさやホルモン値を確認します。
その結果をみながら、薬剤の量や採卵日を調整します。 -
採卵日を決定
卵胞が十分に発育したところで採卵日を決定します。
採卵の約36時間前に、卵子の最終成熟を促す薬剤を使用します。 -
採卵
超音波で卵巣を確認しながら、腟から細い採卵針を挿入し、卵胞内の液体を吸引します。
その中から培養士が卵子を確認します。 -
採卵後
採卵後はリカバリースペースでお休みいただきます。
体調に問題がないことを確認したうえでご帰宅いただきます。
採取した卵子は培養室で受精・培養へ進みます。
卵巣刺激とは
通常の月経周期では、多くの場合1個の卵子が排卵します。
体外受精では、妊娠につながる胚を得られる可能性を高めるため、排卵誘発剤を使用して複数の卵胞を育てます。
卵巣刺激にはいくつかの方法があり、当院では患者さんの卵巣機能や治療歴などに合わせて方法を選択します。
- 主な卵巣刺激法
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- PPOS法
- アンタゴニスト法
- ロング法
- ショート法 など
「なぜ採卵前に注射をするの?」
採卵前には、卵子を最終的に成熟させるための薬剤を使用します。
この薬剤を使用してから採卵までの時間が重要なため、指定された時間に正確に使用していただく必要があります。
採卵時の麻酔について
採卵では、腟から採卵針を挿入して卵巣内の卵胞を吸引するため、痛みを伴うことがあります。
当院では、基本的には静脈麻酔を使用します。患者さんの状態や採卵する卵胞数、ご希望などを確認しながら、麻酔方法を検討します。
麻酔科標榜医である院長が、麻酔の知識と経験を生かして採卵時の麻酔・全身状態の管理に関わります。
採卵や麻酔に不安がある方は、事前にご相談ください。
麻酔について詳しく見る採卵当日の注意事項
麻酔を使用する場合には、飲食制限などの事前準備が必要です。
具体的な時間については、採卵日決定時にスタッフからご案内します。
また、麻酔を使用した場合には、当日の自動車・バイク・自転車の運転はできません。
ご帰宅方法をあらかじめご準備ください。
- 詳細な注意事項は、採卵決定時に改めてご説明します。
採れた卵子の数=受精卵の数
ではありません
採卵で確認されたすべての卵子が、成熟卵であるとは限りません。
また、成熟した卵子すべてが受精し、すべてが胚盤胞まで育つわけではありません。
採卵後は、以下のような段階を経ていきます。
- 採卵
- 成熟卵
- 受精
- 胚の発育
- 胚盤胞
- 凍結
それぞれの結果については、採卵後に順次ご説明します。