安心のための取り組み
麻酔について
anesthesia痛みに配慮した不妊治療
不妊治療では、採血や注射、子宮卵管造影検査、採卵など、痛みや身体的負担を伴う処置があります。
特に採卵について、「痛いのではないか」「麻酔が怖い」と不安に感じる方は少なくありません。
当院では、麻酔科標榜医である院長が、麻酔の知識と経験を生かして採卵時の麻酔・全身状態の管理に関わります。
麻酔は「眠らせること」だけではありません
麻酔では、痛みを抑えるだけでなく、
呼吸・循環・意識状態など全身の状態を確認し、安全に処置を受けていただくこと
が重要です。
患者さんの年齢、体格、既往歴、採卵する卵胞数などを確認し、それぞれの状態に合わせて麻酔方法を検討します。
採卵の痛みが不安な方へ
「採卵が怖いから体外受精に踏み出せない」という方にも、安心して治療を検討していただけるよう、麻酔方法について事前にご説明します。
気になることがあれば診察時にご相談ください。
導入システム
system取り違え防止システム
当院では、卵子・精子・胚などを安全に管理し、取り違えを防止するため、電子カルテ・胚管理システムと連動したバーコード認証による取り違え防止システムを導入しています。
受付時に登録された患者様の情報をもとに、採卵・採精から受精、培養、凍結、融解、胚移植までの各工程において、患者様と卵子・精子・胚の情報を照合・確認します。
培養室では、バーコードによる電子的な照合に加え、必要な確認手順を組み合わせることで、大切な卵子・精子・胚を適切かつ安全に管理できる体制を整えています。
タイムラプスインキュベーター
受精卵(胚)を育てる培養器を「インキュベーター」といいます。インキュベーターの中は、温度やガス濃度などが適切に管理され、胚の発育に適した環境が保たれています。
従来のインキュベーターでは、胚の発育を観察するために、一定の時間ごとに胚を培養器の外へ取り出して顕微鏡で確認する必要がありました。その際、わずかな時間ではありますが、温度やpHなどの培養環境が変化する可能性があります。
タイムラプスインキュベーターは、培養器の内部にカメラと顕微鏡を備えており、胚を培養器から取り出すことなく、一定間隔で撮影・観察することができます。
当院では、国内メーカーのASTEC社が開発したタイムラプスインキュベーター「CCM-iBIS」を導入しています。
胚を安定した環境の中で培養しながら、その発育過程を継続的に観察できるため、培養環境の変化をできるだけ抑えるとともに、従来の定時観察では確認できなかった胚の発育過程についても、より多くの情報を得ることができます。
これらの情報を胚の評価に活用し、患者さん一人ひとりの大切な胚を適切に管理・培養しています。